ABOUT

野の花、木の実、小鳥、水差し・・・
身の回りの小さなものが版画家「根本ひらく」(1933ー2016)の作品のモチーフです。

版画ギャラリーアトリエひらく では「根本ひらく」が残した作品のポストカードを作っています。

私たちが販売するのは版画作品そのものではなく、作品をプリント加工したポストカードです。

なぜなら、版画制作には限定部数というものが存在し、あらかじめ版画作品の刷り上がり部数を決めてそれ以上は作らないという約束事があるからです。

そこで、私たちは版画で描いたひらくの言の葉を多くの皆さまにお届けしたいという願いから、ポストカードの制作に取り組みました。
まず作品を一枚一枚写真撮影、スキャンすることから始め、次は紙の種類・厚さ・色・サイズ・インクを吟味し、足かけ4年30回ほどの試作を経てやっと思い通りのポストカードが出来上がりました。
銅版画ポストカードは紙が吸い取るインクの立体感を、木版画ポストカードはひらく独特の色使いを表現できるよう工夫しています。

愛知県瀬戸市のギャラリーでは原版の展示もしています。

銅版画のモノクロームの世界や木版画の美しい青・緑・黄色の世界が織りなすひらくの版画抒情詩をどうぞお楽しみくださいませ。